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ボーランド、「Delphi 7 Studio」と「Kylix 3」の日本語版を発表
9月26日発売 連絡先：インフォメーションサービスセンター ボーランド株式会社は、ビジュアル開発ツール「Delphi 7 Studio」および「Kylix 3」の日本語版を9月26日より発売する。 Delphi 7 Studioでは、「Enterprise」、「Professional」、「Personal」の3つのパッケージが用意される。価格は、Enterpriseが360,000円、Professionalが68,000円、Personalが10,000円。なお、英語版で用意されていた「Delphi 7 Studio Architect」の日本語版は提供されない。 今回のバージョンではMicrosoft .NET Frameworkがサポートされたほか、UMLベースのビジュアルモデリングツール「ModelMaker」、クロスプラットフォーム対応のレポーティングソリューション「Rave Reports Borland Edition」、RADスタイルでのWebアプリケーション開発ツール「IntraWeb」なども日本語化された。また、Enterprise版およびProfessional版にはDelphi言語版のKylix 3が同梱される。 Kylix 3では「Enterprise」、「Professional」の2パッケージと、無償ダウンロードで提供される「Open Edition」が用意される。Delphi言語のほか、新たにC/C++言語もサポートされたほか、RADスタイルでのアプリケーション開発機能も強化された。 価格はEnterpriseが240,000円、Professionalが68,000円。Open Editionについては9月下旬から無償ダウンロードが開始される予定。
発表会冒頭では、アジア太平洋地域担当副社長のジュリアン・クイン氏が挨拶。「IT企業は世界的に縮小傾向にあるが、我々は成長し続けている」と切り出し、アジア地区の今年の第2四半期は昨年にくらべ38%の成長、ワールドワイドでも9四半期連続で成長し続けていることを強調。「ITセクターでこれほどの成長を遂げている企業はほかにない」と語った。 また、同社の方針としては、Windowsや.NET、Linuxなど、プラットフォームを区別せず、シームレスな開発環境を提供すること、Microsoftが提供する開発ツールとは別に、独自のツールを提供することで顧客に選択権が発生することが重要であると解説。「特定のベンダーによって特定のスタックに囲い込まれないようにすること。あくまでユーザー自身が自分に必要なものを判断し、選択する機会が得られるようにすることが重要。ユーザーもそれを望んでいる」と説明した。 質疑応答では、「Borlandのソフトウェアのバージョンアップペースは、Microsoftのビジュアル開発ツール「Visual Studio」などに比べて速すぎ、開発者に負担を掛ける結果になっていないか? また、Microsoftのように製品寿命を長くすることはできないのか?」などと質問されると、クイン氏は、「我々がMicrosoftのようになってもよいのですか? (笑)」などと軽くジョークを交え、「製品の開発ペースが速いのは、.NETなど、進化を続けるテクノロジーについていく必要があるからだ。また、競合製品を出すこと、(MSとは)独立して提供することで、ユーザーに選択肢を提供することが重要。我々はマーケットのニーズによって提供している」と説明した。 □ボーランドのホームページ (2002年8月22日) [Reported by kiyomiya@impress.co.jp] | I |
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