米マイクロソフトは同社の提供しているAPI、DirectXの最新バージョンである「9」のβテスター向け提供を開始した。提供されるバージョンはDirectX
9.0 Beta1で、SDKとランタイムは今年秋にファイナルリリース版が出される予定となっている。
「9」は同社がhigh-level shader
language(HLSL)と呼ぶプログラミング言語に対応しており、Windows Third-Party Gaming
and EntertainmentディレクターのTed Hase氏は「DirectX
9は比類なきグラフィックテクノロジーを提供する」としている。HLSLはC言語をベースとしているためにプログラミングも習得しやすく、3Dグラフィックを用いる幅広いコンテンツ作成やエフェクトの制作も容易になるという。
強化点としては、Vertex/Pixel
shaderのバージョンアップ、リアルタイムアニメーション処理の機能強化、ビデオレンダリングにおけるDirectShowの強化、Visual
Studio .NETとの統合、Pocket PC
2002におけるDirectPlayのサポートなどが挙げられている。
DirectX
9については、Matroxが一部対応という条件ながら、先日発表した最新チップ「Perhelia」にて対応を表明している。
Matrox、DirectX 9対応の512BitGPU「Perhelia」発表 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/05/14/11.html
米マイクロソフト http://www.microsoft.com/
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