【業界動向】

米Microsoft、「C#」と「CLI」の実装ソースコードを配布開始

■URL
http://msdn.microsoft.com/net/sscli/
http://www.microsoft.com/presspass/press/2002/Mar02/03-27SharedSourcePR.asp

 米Microsoftは27日、「.NET」の基盤となるプログラミング言語「C#」と実行環境「Common Language Infrastructure(CLI)」を実装したソースコード「Shared Source CLI Beta」の配布を開始したと発表した。このソースコードは100万行にも及び、「Windows XP」と「FreeBSD」に対応する。

 ソースコードの配布は、学術研究や調査、デバッグ、学習などに向けたもの。Microsoftの「Shared Source」ライセンスに基づいて配布する。

 C#とCLIは、Microsoftが推進するWebサービスの枠組み「.NET Framework」の基盤となる技術。ここで、C#はCやC++から派生したプログラミング言語、一方のCLIは「.NET Framework」のサブセットで、ベンダーがXMLベースのWebサービスの構築、導入、稼働を可能にするランタイム機能や基礎クラスライブラリが含まれている。

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(2002/3/28)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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